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夏の書評大会を実施します!

更新日:2020年8月3日

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伏見神川教室では夏休みにみなさんに少しでも読書を頑張ってもらおうということで、書評大会を実施しています。これは洛西進学教室の全体の長期休暇特別講座です。小学生から中学生まで整頓の皆さんが書いてくれた書評でNo1を決めようじゃありませんか!今年の夏休みはいつもと違い短いですし、なかなか外に出る機会がいつもより少ないかもしれませんね。そのような中でもぜひ「読書」をこの夏は皆さんで頑張ってみませんか?
ということで、伏見神川教室の先生も書評を書いてみました。

冨田先生の書評を紹介します

作品名 銀河英雄伝説
作者 田中芳樹
出版社 創元SF文庫
タイトル:銀河の歴史がまた1ページ

このSF小説は現在から数世紀先の未来が舞台の物語となっています。約30年前の作品ですが多くのメディアで展開された作品のため、聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

本作品では人類が太陽系から外宇宙に進出し、地球が人類の中心でなくなって多くの惑星に人が住むようになった。しかし、それでも人類は争いを辞めることができず、銀河は二つの星間国家に分かれて約150年に亘る戦争を繰り広げていた。一方は皇帝専制政治を銀河帝国でありもう一方は共和政治を行う自由惑星同盟である。この二つの国は思想や政治体制の違いから互いに反目しており、戦争は多くの人が永遠に続くと考えていた。しかし両陣営に一人の天才が出現してから状況は一変する。それが後に「不敗の魔術師」と呼ばれる自由惑星同盟の軍人ヤン・ウェンリーと「常勝の名将」と呼ばれる銀河帝国の軍人ラインハルト・ローエングラムである。

この作品では多くの戦術や戦略が登場します。そしてそれらが多くの人の度肝を抜くことでしょう。そして、歴史的な背景の緻密な設定や、ただ単に戦争を行うのではなく、多くの英雄が登場し戦争中という激動の時代を葛藤しながら生きていることにも注目していただきたいと思います。きっと人としての生き方に共感を持てるキャラクターがいると思います。本作品は戦争を題材としていますが、SF好きの方以外にも是非読んでいただきたい作品となっています。