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夏の書評大会を行いました!

更新日:2020年9月28日

syohyouさて、夏休みも終わり1ヶ月がたちました。夏休みに実施しておりました「夏の書評大会」で桂川教室の生徒たちが一生懸命書いてくれた書評を一部紹介したいと思います。

中1 Aさん

本の名前 空色の地図
出版社 金の星社
作者名 梨屋アリエ
タイトル 夢に向かって
 未来の自分にあてて手紙を書いたことはあるだろうか。8歳のころに自分宛に書いた手紙が14歳のわたし(初音)に届いた。夏のある日、出来事をきっかけに、昔のことを思い出し、当時泣き虫だった美凪に会いに行く。
昔のころはよく泣いていて泣き虫だった美凪であったが、そのとき会った美凪は、ボーイッシュに変貌していた。ただし、それには理由があった。その理由とはなんだろう。美凪を知る優等生的な役割をしていたわたしだが、事情を知り、正しいと信じていた価値観が揺らぐ。
最初はバラバラだった二人が一緒に旅をするうちに、おたがいの絆が深まっていくストーリー。
一体、美凪が変貌した理由とはなんだろうか。ぜひこの本を読んでその理由は何か探してみてほしい。

中1 Bさん

本の名前 砕け散るところを見せてあげる
出版社 新潮文庫
作者名 竹宮ゆゆこ
タイトル いじめと虐待
 この本は、いじめにあっていた蔵本玻璃を大学受験を間近に控えた、濱田清澄が助ける話です。
ある日、清澄は全校集会でいじめられている女子高生、玻璃を見つけ、助ける清澄。はじめは不思議で変わっている女子高生だと思っていたが、話し始めるとよく話す、おもしろい女子高生でした。これで終わりだと清澄はそう思っていました。でも、玻璃が関係するある事件にまきこまれてしまいます。この事件で死んだのは「2人」。死んだのは誰なのか。殺したのは誰なのか。この「2人」は何を表しているのか。事件とともに、玻璃の本当の素顔を知ることになります。
この作品は、いじめや虐待をされている人の目線でかかれています。いじめや虐待を見た事がある方、ニュースで見た方にどれだけ苦しいのか、つらいのかが伝わってくる作品となっています。この作品を読んで、命の大切さや、愛について考えてみてください。

中1 Cさん

本の名前 いつか眠りにつく日
出版社 スターツ出版文庫
作者名 いぬじゅん
タイトル また会いたいな
 この物語の主人公、蛍はある日、修学旅行中事故にあって死んでしまう。蛍が目をさますと目の前にはクロと名乗った、“あの世”に連れていく案内人が。しかし49日を過ぎるまでに蛍の未練を解消しなければこの地にずっと縛りつづけられる地縛霊となってしまう。蛍は自分の未練を解消するためにクロと協力し未練を徐々に無くしていくが、クライマックスには誰も想像していなかった驚くべき事実が隠されていた。もう一度、自分や周りの人の命について考えさせられる作品です。私も、この作品を読んだあと、命の尊さや大切さを改めて感じることができました。最後の最後までずっと感動できる作品なのでぜひ読んでみてください。

 

どの書評もみなさんの個性があふれているいい作品ばかりで先生たちも非常に嬉しく思いました。このように読書を通じて国語力の向上もそうですが、様々な考え方やものの捕らえ方などを養うことができます。また冬休みも実施します!読書の秋になってきました。是非皆さんもお気に入りの本に出会えるように、読書も進んで取り組んでいきましょう!